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昭和生まれで今年で人生半世紀、サボり癖で日記になってませんが今年からはちょくちょく上げる様に出来るのか?いや頑張ります。動力物が好物ですが早いスピードは苦手です~。


by bikefactry
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ベアリングに起こる摩訶不思議な現象

バイクには いろんな所にそれぞれ適材適所 必要な種類のベアリングが使われています。 整備する上で脱着に すごく気を使い難しいところもあり 場合によっては特殊工具が必要で 打ち込むときにハンマーなどで叩くと内部に圧痕が生じて異音が出る原因になる事もあります。
このベアリングは 必ず圧入しなければならないのですが どうして楽に入れやすくするために隙間をピッタリにしないのか? それは 摩訶不思議なことにベアリングを打ち込むのに隙間がゼロだと 本来ボールやローラーが転がる部分以外に シャフトやケースと結合されている部分で回ってしまうからです。 これは ベアリングのクリープ現象といって絶対に起きてはならない事で 非常に具合の悪い事なのです。ミッションなどを分解してみると 赤錆が発生している事があり これは オイルの水分でもなくクリープ現象そのものなのです。クリープが発生すると 金属の表面が酸化され 赤錆がでて磨耗します。ガタはさらに大きくなり 進行すると表面の一部がポロリととれたり 破損したりします。  シャフトの外径とインナーレースの内径を全く同じにして 隙間を理論上ゼロにしても ギヤボックスの中のベアリングにかかる力は数百kgから数トン掛かるとシャフト、ケース、ベアリング等の金属にも変形が生じて 隙間ができてしまう
それで クリープを完全に防止するには どうしてもシャフトの外径をインナーレースの内径より大きくして ギンギンに圧入するしかないのです。 やはり ベアリングの打ち込みには それなりに扱う人の技量が問われる整備箇所であり 旨くいったときは すごく楽しく思える作業でもあります。 ほんとにバイク整備といってもいろいろあり奥深いものである事を痛感いたします。
by bikefactry | 2008-05-02 22:11 | 修理・メンテナンスの部屋